糊付け

糊付けとは、経糸の強度や平滑性を増すために糊をつける工程である。サイジングとも呼ばれる。 布地を織る際、経糸は常に張られており、さらにその張力が作業中に頻繁に上下するため、強度の弱い糸だと千切れてしまう。これを防ぐために糊で強度を増し、製織を容易にする。
多くは経糸のみに糊付けを行うが、絹糸の場合は緯糸にも行う。またウールの場合は糊付けしないこともある。
糊には天然原料であるでんぷんや、PVAなどが用いられる。
糊付けの方法は糸染めの方法と似ており、チーズ糊付けや綛糊付けがある。

関連用語

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