蛍光増白剤

蛍光増白剤とは、対象の見た目上の白さを増幅させる染料である。紫外線を吸収し、青色の可視光線に変化させ放出することで対象の黄味を打ち消し、白く見える。光の放射を受けた分子は通常、熱エネルギーを放出して元に(基底状態に)戻るが、このとき光を放出して元に戻る分子が蛍光増白剤に用いられる。漂白剤のように実際に汚れを脱色しているわけではないため、生成りや淡色といった白味がある布地を白くすることはあっても、濃色の布地を白くすることはない。

関連用語

染色