アップランド綿

アップランド綿とは、世界各地で生産される中繊維綿である。アプランド綿とも呼ばれる。現在世界の綿製品シェアでは9割以上を締めている。学名はGossypium hirsutum。
メキシコの世界遺産にもなっているテワカン渓谷にて、紀元前3,500年ごろに栽培されていた形跡が見られ、これがアップランド綿の起源と見られている。

アメリカ大陸ならびに周辺諸島が起源の綿花はアップランド綿(Gossypium hirsutum)以外にもシーアイランド綿(Gossypium barbadense)があり、これら2品種だけで世界の綿花シェアの95%以上を占めている。
メキシコ南部やアメリカで品種改良を重ね、生育期間の短縮、様々な気候条件への適応、繊維の紡績性の向上を行い、世界中で栽培できるようになった。
(出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/62/7/62_7_P_188/_pdf)

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